「怖そうって…

まぁ、よく言われるからしょうがないっか」




背が高くて、真っ黒の髪の毛に
赤いメッシュが少し入った梨遊さんが、頭をかきながら言った。




「まぁ、よろしくね。結菜」




そう言って手を出したので、
私はそれに答えて握手した。




「はい、よろしくお願いします」




梨遊さんは、綺麗で長い指をしているし


それに、爪は真っ黒なマニキュア


指にはたくさんの指輪がされていて、格好よかった。