その開いた扉から、一番始めに


サングラスをかけた、楓さんが降りてきた。




―背が大きいな〜




なんて、思ってしまう。




―あっ




そして、その後を雪さんが降りてきた。




私はなぜか、下を向いてしまう。




でも、麻亜さんが



「雪だよ」



と言うので、見ない訳にはいかないので


バンを見ると、雪さんもこっちを見ていた。




―私の自意識過剰かもしれないけどね…