「あずみの気持ちはどーなる!他の女達の気持ちもどーなるんだよ!!」 こんなにキレたのは初めてかもしれない。 こんなに人が憎いと思ったのは初めてかもしれない。 「……言っとくけど。俺は誰とでもキスできんだよ」 ニヤリと笑い、秋山は私の唇に自分の唇を当てた。 こいつ……! 分かったこと。 少女マンガでよくある無理矢理キスはドキッとしない。 「由……芽……?」 「あずみ……!」