何話せばいーかわかんないし。 「ってかさ、田村と仲良くなってたな」 「うん。なんか成り行きで」 「この調子で頑張れ~」 「どことなく他人事だね」 「もちろん。だって俺はタローじゃないし」 なんだよ、ソレ。 呆れたように私はため息をついた。 窓を見ると運動系の部員達が汗を流している。 ……すこし、昔話をしようか。 「ミヤビくん」 「ん?」 「今から、中学のこと話すね」