今更だけど。
もう一度、人を信じてみようって思った。
「んじゃ、まずは俺と仲良くなろーか☆」
「……はぁ?」
「え、今さ、そーゆー雰囲気じゃなかった?」
「全然」
「嘘ぉ!」
…………だって。
ミヤビくんは小学校の時に仲良くなったじゃん。
「じゃぁ私、先に教室行ってるから」
「おうっ」
なんか、少しだけ気分が軽くなった気がする。
ミヤビくんのおかげ、かな。
きっとそうだ。
そうに違いない。
気付いたら風は止んでいた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…