とりあえず私は黙秘する。 当然だけど、私達の周りに重い空気が流れてく。 するとミヤビくんが、 「…………俺さ」 真っすぐ私を見た。 でもその言葉の続きは、 キーン…コーン… チャイムによって遮られた。 同時に先生が入ってきて。 「はい、挨拶するよー」 「きりーつ」 言葉の続きは聞けず、分からなくなった。 なんだったんだろう。