「まぁ、蓮は漫画でよくある友達Aみたいな存在だから仕方ない。気にすんな!」 そうミヤビくんは言い、中島の肩を叩いた。 「フォローになってねぇ……」 「あれ?俺っていつフォローしたっけ?」 「「!」」 確信犯だ、ミヤビくん。 「雅人のバカヤロー!!」 中島は泣いたフリをしながら去った。 ……案外ガラスのハートの持ち主らしい。 「ってなワケで仲良くしてやってよ」 「嫌だ」 「おーい?」 苦笑いをするミヤビくん。