結構近くに公園があって、私とミヤビくんはベンチに座った。


すると背中に何かがふわっと掛かった。


その何かは学校のブレザーで。



「寒いっしょ?」


どうやらミヤビくんのやつらしい。






「ミヤビくんはいいの?」


「平気平気。俺、寒いのには慣れてるからっ」


……ミヤビくんの制服、暖かいなぁ。


自然と笑みがこぼれる。





「……で、何話す?」


「何話そっか~」