だからお兄ちゃん大好き。

次の日
「…な…ぅな…~ゆうな?」
…あ…さ?
「起きたか?」
「ん…おはよお兄ちゃん…」
「結菜が俺に起こされんの珍しくね?」
「ぅん…今何時??」
「7時30分…具合でも悪いのか?」
「ん…?だるぃ…」
「熱…計ってみ」

「38,9か…高いじゃん!俺今日大学休むから。」
「ごめんね。お兄ちゃん…」
お兄ちゃん…育都いくと。大2。
「気を使うな!寝てろ。とりあえず、お粥作ってくる。」
「お兄ちゃん…ゆ…彼氏が来るから来たら、私の事…伝えといて?」
「…わかった!」
「ありがと!」
「とりあえず、寝てろ!!」
「ぅん」
浅い眠りについた。
「ゆうな?」
「ん…」
「お粥…座って」

「口開けて」
「あ…」
もぐもぐ
「彼氏君が来たから…言っといたからな?」
「うん…ありがと」
「夕方…学校終わったら来るって。」
「えっ。うつっちゃうよ…」
「少しなら大丈夫だよ。…」
「彼氏居るの…黙っててごめんね?」
「…じゃあ今から聞いていいか?」
「…ぅん…」
「いつから?」
「1年の時から…昨日が1年目の記念日だった。」
「名前は?」
「有田悠真」
「クラスは?」