「はぁはぁ…」



なんとか脱出できた。



危なかった…。

もうすぐで死ぬとこだった…。

実は私こう見えて全く男と経験がない。



キスもしたことないし手でさえ繋いだことない。



いつも側には男ばっかなのに…男の裸を見ると恥ずかしくて逃げたくなる。




「ふぅ…危機一髪…」



「何がだ?」



「え?」



声のした方に振り向くと柚斗がいた。



「うわぁ!びっくりした!柚斗か」



「そんな驚かすつもりなかったんだけどな…」




「ははは、そーいや柚斗授業は?」


抜け出してきたのかな?




「はぁ?授業なんか俺受けたことねぇぞ」




こいつ今なんて言った?


いや、まじで私の耳がよければ…



「い、今授業なんか受けたことないって言った…?」