だから決して怪しまれない為にも嘘をつかなければならない。

でも、さすが…神牙の総長。気づくのがはやい。でも、普通はあんな所見たら誰でも気づくか。

私が少し黙っていると

「そういや要は吉川奏とも仲えぇねんで~?なぁ要!」


明希がとんでもない事を言い出した。



こいつ…まじ空気よめねぇ…。

「吉川奏!?あの闇龍の副総長と仲がいいんですか!?」


陸が驚いた顔で、こっちを見る。


ここはクラスの奴らにも見られたし正直に言うか…。


「あぁ、そうだけど」


「吉川奏と…。もしかして…要さんが入ってる族って闇龍なんですか?」


さすが陸…。中々鋭い。