「ふっ、望むところだ」
全国No.2とNo.3の暴走族の総長の殴りあいが始まった。
お互いの幹部も倒れていた下っ端の奴らも、此処にいた全員が唾をゴクンと飲んで真剣に見ていた。
神牙…どんどんと強くなっている。
このままじゃ…闇龍もやべぇかもしれねぇな…
私は二人の乱闘を見ながら自分の族の事を心配していた。
「うぉおおぉぉ」
浜松が柚斗を殴る
バキ
柚斗も負けず殴り返す。
お互い仲間のため負けられないというプライドがあるためか中々ひかない。
みんな自分の総長が勝つ事を願って応援している。
「仁さん頑張って下さい!」
「そんな奴に負けるなぁ」
「いっけぇ!!」
「柚斗さん負けるなぁ!!」
すごい歓声だ。警察が来ないか少し心配になる。