そう言って私は部屋から出ようとした時に蒼が私を呼び止めてきた。
「加那さん」
「…なんだ?」
「時間と場所分かるんですか?」
そう言われてみると…知らない…
「…」
「…」
「…教えて」
私がそう言うと優也が爆笑しだした。
「ぎゃははは!!時間も場所も知らずに見に行くってお前は馬鹿か!」
さすがに、むかついてきたから「雅…やれ」と私が言うと雅は優也の首をしめた。
「雅!ちょ…!?ギブギブ!!」
優也の顔がどんどん青白くなっていく。
優也が半泣きになってきた所で、さすがに可哀想に思って止めてあげた。