「栄留は俺んとこの族だ!!他んとこが口出しするんじゃねぇ!!」


「…私じゃなくて俺になったな…。加那がそうなる時…キレる寸前ってとこだな…。」


「ふっ、よく分かってんじゃねぇか」


「…はぁ。仕方ねぇ…今回はさがるか。」


「あぁ、最初からそうしろ」

「たく、むかつく妹だぜ?百鬼凰とやり合う時は呼べよ?それは俺達にも関係してるんだからな」

「わぁーてるよ」


「残念ながら俺は怪我して出れねぇけど。さてと…病院に戻るか」


そう言って、鉄二はふっと笑って黒龍の幹部達と帰って行った。


…栄留か。


裏切りもんは栄留だったのか。

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『加那さん!!よろしくお願いしゃーす!!』


『あぁ、よろしくな?』


栄留が闇龍に入ったのは一年前だったかな…?


『名前なんて言うんだ?』


『木山 栄留っす!!俺闇龍に入れて本当に嬉しいっす!!』


『ははは!!そりゃよかった。これからよろしくな?』


『はい!!』


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懐かしいな…


栄留と最初に出会った時の事を思い出す。