「たく、最近の若い奴は喧嘩好きですね」
斗真が目の前に倒れてる男達を見て呆れていた。
今私達は繁華街にいる。
そして、さっき喧嘩をしている奴をとめた所。
とめたっていうよりボコボコにした所?
「…お前も人の事言えないだろ」
「加那さんにも言われたくないですね。こいつらを殺ったの殆ど加那さんですし。」
そう言って斗真は無表情で私を見てきた。
こうして斗真の顔を見てみると、結構な男前だった。
今までちゃんと見たことなかったからか改めて知った。
マジマジと斗真の顔を見ていると
「なんですか?俺の顔に返り血でもついてますか?」
「え!?」
ハッとボッーとしていた事に気づいた。
「どうしました?」
「いや、考え事してただけ」
斗真の事考えてたなんて、さすがに言えない。