「確かに偵察隊はかなり危険性がある。栄留は次期幹部になる奴だ!!だから今回百鬼凰はかなり危ないチームだけど栄留に行ってもらいたい」


私は真っ直ぐ栄留を見た。


「…総長。俺やります!!」

栄留は私と同じように真っ直ぐ見つめてきてそう言った。

「あぁ、さんきゅ」


私は栄留から視線を外し闇龍の奴らに視線を向ける。


大きく息を吸い込んだ。



そして…



「お前ら百鬼凰なんかに負けんじゃねぇぞ!!」


「「「「「「おぉおおぉぁお!!!」」」」」」



倉庫内に闇龍の奴らの声が響いた。