「それでだ、突然だけどお前らに話したい事がある…」


祐司さんの異様な雰囲気に気づいて、みんなソファに座った。

「で、なんですか?話って?祐司さん?」

私は上半身を少し前にだして聞いた。



「…まず、お前らに話さなきゃいけねぇ事は…この数ヶ月何故俺と武が突然いなくなったかだ…」

それは、みんなが気になっていたことだ。


「ここ数ヶ月俺達は…黒崎組と関わっていた。」

祐司さんと武さんの表情が一瞬かげった。

「く、黒崎組!?」

祐司さんのその言葉に私達は驚いた。

「黒崎組って言えば…あの有名な組じゃないですか!?」


蒼が祐司さんの方をジッと見つめて言った。