「よ!久しぶりだな…」
武さんはニコッと笑顔で笑った。
「た、武さん…」
「ふっ、なんつー面してんだよ?それでも闇龍の総長かぁ?」
祐司さん…
武さん…
この二人が本当にいる。
「まぁまぁ、武あんまからかうなって。それよりお前が倒れたから急いで倉庫まで運んだんだけど…何も変わってねぇな…此処……」
祐司さんが懐かしそうな瞳をして遠くの方を見つめた。
「あぁ、なんも変わってねぇな…」
武さんも同じように遠くの方を見つめて頷いた。
「当たり前ですよ。そんな何ヵ月で闇龍が変わるわけないじゃないですか」
私はそんな二人を見て嬉しくなって微笑んだ。