「祐司さん!?」


バッと起き上がって目を覚める。


「ぅっわ!?びっくりしたぁ~」



横で誰かがひっくり返った。

その誰かは、横を見ると…


「祐司さん!!!夢じゃなかったんだ…。じゃ、やっぱりさっき助けてくれたのは祐司さん!?」



「あったりめぇだ!仲間の危機に駆けつけねぇ奴がいるか!!」

そう言って「ふっ」と笑った。


「祐司さん…」

私が一人感動してると

「そうだぞ?加那…」

そう、声が聞こえて扉が開いた。


「え…?」


私は信じられないほど…固まった。


だって目の前には…



「た、武さん!!」


がいたから。