私達をジッと見つめてくる二人に、「…おもしれぇ」と私は呟いた。 「あぁ、俺も」 どうやら聞こえてたみたいで奏がそう返事をしてきた。 全国レベル… こんなにも私達と違うのか… 私もなってみてぇな… 一体こいつらは今までどんな世界を見てきたのか… 全国の世界…見てみてぇな… 私は二人が見てくるように私も見つめかえした。 そして静かにゆっくりと…口をあける。