これが闇龍元副総長の武さんとの出会いだった。


「お!俺もまさかこんな中坊にまで名前知れわたる程有名になったとは、嬉しいねぇ~」


武さんは満足そうに微笑む。


「あ、そんなことよりも…祐司いいんじゃねぇか?お前こいつらをどうせ仲間に入れるつもりなんだろ?お前が闇龍の誰なのか教えてやれよ」


そう言って、武さんは俺達の方をジッと見てきた。


『武もそう言ってくれてることだし…教えてやるか』


祐司さんは軽く瞼を閉じて、言った。


『俺が闇龍の総長だ。』


あまりにも、さっきとは違う祐司さんの雰囲気の変化に私達は固まった。


この人が…全国No.1の族。

闇龍の総長ー…



唾をゴクッと飲み込んだ。


私達とは比べものにならない圧倒的な雰囲気ー…


これが全国レベル…