「でもさぁ…なんで黒髪黒目じゃ気にくわないの?」


要の時聞いても教えてくれなかったから、どうせ教えてくれないだろうと期待はしてなかった。


「…知りたいか?」


柚斗からそんな言葉がかえってくるとは思ってなくて、びっくりした。



「う、うん」



「ふっ」


柚斗が又口の端をあげて



「特別に教えてやる」


と笑った。