「ふっ…」


柚斗は口の端をあげて笑う。

柚斗があまりにも綺麗な顔で笑うから少しドキッとした。

「なんで此処にいたの?」


「あ?あぁ、…なんか落ち着くから」


「確かに…」



夜の海は確かに綺麗で波の音しか聞こえなくて、すごく落ち着いた。



「綺麗だね」


私が微笑むと


「あぁ」


柚斗も微笑んだ。