「まぁ、それだけだ。呼び出して悪かったな加那」



「別にいいけど、じゃ私部屋に戻るね?」


「あぁ」

「それでは」

「じゃあ、加那さん」

「加那~ばい~」

そう言って、みんな自分の部屋に戻って行った。


私も部屋に戻ろうとしたけど、偶々ホテルの窓に目がいって外の景色を見る。


外の景色は夜の海が光ってすごく綺麗だった。


「綺麗」


思わず口に出てしまった。

もっと近くでみたい。

そう思うほど夜の海は綺麗だった。


私はみんなには黙ってホテルからこっそり外に出た。