どっちも睨みあってる。


そりゃ敵同士だもんね?


「まぁまぁ、今日は喧嘩はやめよ?」


私がそう言うと、柚斗がいきなりこっちをジッと見てきた。



な、なんだよ…。



その異変に気づいたのは意外にも明希だった。



「柚斗?……も、もしやこの子が…!?」



明希が大声で言うと陸と恭賀が一斉に私をジッと見てきた。



いや、だからなんだよ?