「あれ?ナンパかぁ~?俺もまぜてくれやぁ~」


まさにこの空気に似合わない男がいきなり入ってきた。


私もさすがにその人物が現れてびっくりした。



「なんやなんや?男の方女の子を無理矢理連れて行こうとしたらあかんでぇ~?」そう言ってチャラ男から掴まれてる腕を私から離してくれた。



「なんだてめぇ?」


チャラ男もどうやらナンパを邪魔させられてご機嫌斜めのようだ。


「ん~…誰に向かってそないな口聞いてんねん?」

次の瞬間

バキ


という音を立ててチャラ男はそのまま倒れていった。



「あっちゃ~ついむかついて手出てもうたわぁ~」


「…。」



「俺の名前なぁー明希っていうんや?よろしゅうな?」


そうナンパから助けてくれたのは明希だった。


まさかこんなとこで出会うとは思わなかった。


「よろしく…」


「ん…あれ?あんた前出会った子ちゃうん?」


あ…確か出会ったな…