「あ…ありがとう」


一応礼は言っておいた。

その時一瞬優也の口元がニヤッと笑ったような気がした。

気のせいだろうか?


「あ!ちょっと待って!!バイクに忘れ物!先に部屋に入っておいて!これ鍵」


そう言って優也は私に鍵を渡して走ってバイクの方に向かった。

「あ!私の荷物…」


そう言った頃にはもう遅く優也は、もう外まで出ていた。


仕方なく鍵の番号を見て部屋に向かう。


見つけて鍵を差し込んで部屋の扉を開けた。



「すごっ」


部屋の中を見ても唖然とする。