中に入ると優也以外全員目を大きく開かせた。
やばいー…。
今までこんな高級なホテル泊まったことないから気絶しそう。
「何みんな変な顔してんの!ぎゃはははは」
うん、この高級ホテルにこんなにも似合わない笑い方をできるのは優也だけだろうな。
その後は六人ずつグループに別れて優也から部屋の鍵をもらってみんな部屋に荷物を置きに行った。
「加那はどうする?一人部屋の方がいいよね?」
「あぁ」
「あ、そうだ。加那ちょっと鞄かして」
「え?何?」
「部屋まで持って行ってあげるよ」
珍しい…
優也がこんなにも優しいなんて…。