「そうだよ」

優也は平然と答える。


「え?どうゆう事?」


「だーかーらー、従兄弟糞金持ちって言ったでしょ?」


「う、うん」


「従兄弟の家はホテルの最上階に住んでんの!それと、此処のホテルは従兄弟が経営してるホテルなの!」



「へぇー…」


一瞬優也のその言葉を聞いて固まった。


さ、さすが糞金持ち…。


「そんで、俺達はいくつかホテルの部屋を貸してもらって今日泊まるってわけ!」


「ま、まじで!?」


「ま、言えば従兄弟ん家泊まるっていうよりホテルに泊まるってかんじかな?ぎゃは」


最後に変な笑いかたをして優也はバイクから降りてホテルに入って行った。


急いで私達もバイクから降りて優也の後についていく。


それにしても、すっげぇ高級なホテルだな。