加那side
結局私はそれからサーフィンの人達が着てる露出が少ない水着にした。
うん、全く女気ないよね。
ま、あいつらにビキニ姿見せるよりマシか…。
お会計をしてから店を出て、バイクのとこまで向かう。
そして…バイクに跨がろうとした瞬間…。
「なぁなぁ」
またナンパかぁ?
勢いよく声のした方を睨むと…
「おわ!?えらい自分美人やなぁ~!!美人がそない睨んだらあかんあかん」
明希だった。
明希…お前が…
ナンパするなんて見損なったよ…。
私が黙ってると又ペラペラ一人で喋りだす。
「いや~俺もたまたま声かけたらこんな美人に会えて嬉しいわぁ」
「あ!?彼氏おるん?」
「女がバイクってかっこえぇなぁ~」
うん、いい加減黙ってほしい。