雅は、さっきよりも真っ青になっていた。
「ふっ、まぁいい。それより敵を殺れ」
私がそう言うと四人共敵を殴りはじめた。
柚斗がゆっくり私に近づいてきた。
「なぁ…?あいつら何者だ?」
柚斗が怪しそうな顔をして聞いてきた。
何者…って。
一体なんて言おう。
さすがに四人共私が言った通りに変装してるから闇龍の幹部ってバレてないみたいだけど…。
「俺の親友…。俺がさっき電話で呼んだんだ」
よし!これで大丈夫だろう!!
「ふーん…ま、さんきゅ」
少し怪しそうな顔をしながら柚斗はそう言って殴りあいしてる中に入って行った。
え?え?今さんきゅって言った!?
かなりびっくりなんですけどぉ!?
私が口を開けてびっくりしてると、「「おらぁ」」という声が耳に響いて耳をふさいだ。
「るっせぇ」
目の前を見ると、さっきまで圧倒されていた神牙がどんどんと反撃していた。
「ふっ、あいつらやるじゃねぇか。」
思わず四人の事を考えて笑みがうかんだ。