「おっせぇじゃねぇか!!」


私が怒鳴ると、四人共焦っていた。



「いや、遅れたのはですねー…雅さんが…」

蒼が雅の方を申し訳なさそうに見た。


「あ?雅ぁ?」


私が雅を睨み付けると、顔が真っ青になっていた。



「…えっと、……俺が今まで寝てたから…遅れました。」



なっ、なにー!?


寝てただとぉおおぉお!?


こっちは大変だったのに!?

無性に雅に怒りが込み上げてきた。

「雅…」


「はい?」


「終わったら覚えとけよ」


「ひぃ」