つい可笑しすぎて笑いが込み上げてきた。



「くっはははは!!」



「何笑ってんだよ?」



「あんまなめんじゃねぇぞ?」



私は笑いを止めて、殺気を出して低い声でそう言った。



「なっ、お前…なんだよ!その殺気!?」



幹部ぽい奴が青い顔してそう言ってきた。



その他の奴らも驚いていた。



「賢さん…こいつやばい奴じゃ!?」



炎斬の下っ端ぽい奴が幹部ぽい奴に喋りかける。



さん付けってことは、こいつやっぱ幹部か…。



賢って名前なんだ~。



そんな事を思っていると賢が私に怒鳴ってきた。



「おい!無視すんじゃねぇ!」



「へ?」



「さっきから呼んでのに、無視すんじゃねぇよ」



「あっ、ごめん。気づかなかった…」



「ちっ」



別に舌打ちしなくても良くね?