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｢はっくしょん!｣


｢風邪かぁ?｣



優也が心配そうに聞いてくる。


｢違う…誰かが私の事噂してるんじゃね?｣



｢いや、ちげぇだろ(笑)｣



ガチャ



幹部室の扉が開く。

ぞろぞろと三人が入ってきた。


｢ん？加那と優也先に来てたのか｣


奏が目を見開いて最初に入ってきた。


｢加那がはやいなんて珍しいですね｣


その次に入ってきたのが蒼。


｢加那さんは、いつ見てもやっぱかっこいぃわぁ｣


最後に入ってきたのは、雅。



｢うん…お前らいっぺんに喋って入ってくんな…｣


いっぺんに喋るから誰が何を言ってるのか分からない。


｢本当によ。しかも…せっかく加那と二人きりだったのによ…。｣


優也がショックそうに言った。