私は右側の口の端をあげてニヤっと笑った。 その途端残りの一人が逃げていく。 「だーかーらー誰が逃がすなんて言ったんだよ」 私はそう言って、そこらへんに落ちている少しでかい石を拾って投げた。 見事そいつの頭に命中し倒れた。 「終わったみたいだな?」 横を見ると柚斗が頬に一つかすり傷を負って喧嘩終わらせてこっちにきた。 「柚斗お前怪我してんじゃねぇか!」