『ちかこ、勝手に話してごめんな。
でも、あんな話聞いたらいてもたってもいられなくて…』




「いい、ありがと。なんかごめんな。
心配かけてこんな事までしてくれて。」




まよ、ありがとう。
なんか今なら正直になれそうです。




『あとは坂田とちかこちゃんの問題やから。
きちんと話し合いな。俺たちは帰るから。』




「ありがとな、ようへい、まよちゃん。」




『全然いいって!じゃあね。またくるね。』




2人は帰っていった。
今この病室には、私とこうちゃんしか居ない。




「「…。」」




お互い無言のまま。
喋ろうとしなかった。