『あんな、よっくんから聞いたんよ。こうちゃんの事。』




ほら、やっぱこうちゃん。




「こうちゃんなんて元彼やろ。もう関係ないよ。」




強がった。本当は聞きたかった。
でも、聞いたら泣きそうやった。
だから聞きたくなかった。




『お願いやから聞いて。』




いやや…聞きたくない。
でも聞きたい。




「聞きたくない!もう帰ってや。はよ帰れ。」




私は、布団に潜った。
何であんな事言ったんやろ…。
後悔しかなかった。




『分かった。また来るな。』




そう言ってみんなは帰って行った。