「昔からちかこ、腫瘍あったやん?
あれな、悪性になっとったんよ。」




『はぁ?いきなり何言ってんの。』




まよは、冗談言わんでや。って感じで言っていた。
そりゃそうや。いきなりそんな事言う私が悪い。




「冗談ちゃうねん。明後日から入院や。」




『それ、ほんまなん?冗談ちゃうよな?』




さゆみは続けて言ってきた。




「冗談でこんな事言わんやろ?」




『ちかこ、こうちゃんには言ったん?』




ゆうは、私が1番避けたかった質問をしてきた。




「言っとらん。明日別れ話する。迷惑かけたくないねん。」