「あのさ.大野は今田先生の

どこに惚れたん?」


赤信号で とまったと同時に


綾部先生は 私に問い掛けてきた。


先生は 真っ直ぐ前を向いて


顔が赤信号で 照らされていた。


「…えっ…と…優しい所とか…」


好きな理由って 分からないもの。


いつの間にかしているものだからかな