ーーートントントン。


階段を 静かに歩く


「…森本〜…大野〜」


いるかも分からない


ふたりの名前を 大声で叫んだ。


………ガチャ


俺の目の前には 求めていた


ふたりが はっきりとうつった。


「 馬鹿野郎〜」


ふたりの頭を 名簿で叩く。


森本が すごい睨んでくるんだよな…


なぜか 大野は また泣いてる…


……今田先生の事かな…