「お前ら なにやっとんだ〜!」


よく わからない表情の先生。


「大好きな 美野里が悩んでんの」


なっちゃんは 先生を睨んで言う。


「どうした? なんかあった?」


先生は 私の顔を覗き込んで 言った。


「……い…ま」


先生に話そうと 口を開いたとたん


綾部先生は 奪った。


「…わかった。とりあえず戻れ」


やっぱ話し聞いてくれないか…。


「 行こ!美野里」


私達が 先生を無視して歩く。


「……あ!大野」


走ってきた先生は 私に一枚の


紙を渡していった。