「 ……いるよ。」


あたしから目をそらして


少し赤らめた顔で言った。


なんで…だろう…。


やばい 泣きそう


「 美野里っ〜」


いつも そう


ピンチの時に 必ず来てくれる。


そう...なっちゃん...


「 今田先生 すみません!

美野里 綾部先生に 呼ばれてて」


「 おう! サンキューな 大野」


やっぱ なっちゃんは


あたしの ヒーローだ。