知らせを聞いて俺たちは急いで三条大橋へ駆けつけた。




「そこで何をしてんだ?」




そこには制札を抜く八人の浪士と、




「ちっ、新撰組か。退くぞ」




一つの赤を見つけた。



隊士達は獲物を求める獣のように俺を走り抜いた。




俺はそっと赤へと歩み寄る。




俺が持っている提灯がはっきりとソレを照らした。




頭に鈍器で殴られたような、鈍い感覚が感じられた。






あぁ、俺は一体何をしていたのだろう



俺がしっかり警備していれば、



店に入らなければ、




なぁ?





「さ…くら…」