「ま、制札のお守りが左之さんにはお似合いだよ。」
残念だね、とそう言って沖田さんが左之さんの肩に手を乗せる。
沖田さんの表情は明らかに残念がってはいないのだけれど、
いや、どちらかと言えば楽しんでいるような…面白がっているような…
「そんな地味な仕事やだけどやるしかないよね」
うん…
明らかに左之さんへ対しての嫌みだ…
左之さんは基本的に派手なことが好きな人だからな…
この左之さんが大人しく制札の警護…
「…ぷっ」
「桜まで俺をバカにするのかよ~!?」
あまりにも想像ができなさすぎてつい笑みがこぼれてしまった。