妬いてくれてたんじゃないのか… もしかしたら…と思ったけど現実はそんなに甘くないらしい。 「ここ、いい場所だね。」 周りを見渡すとこの場所は緑で囲まれていてすごく良いところだと気づいた。 サアアアッと風が吹き桜ちゃんの髪が美しくなびいた。 僕の腕の中におさまる桜ちゃんはとても小さくて、 力をこめると壊れそうに思えた。