とりあえず私は限界まで走った。 どこか目的地があるわけではなく、 とにかく走った。 「ハァッ…ハァッ…。」 全力疾走したら当然、息もあがるわけで… いつの間にやら平助と来た野原にいた。 空気が清々しく気持ち良い。 私…最悪だ。 今になって自分がとった行動がどんなに大人げないのか思い知らされる。 人のキス見たぐらいで… たかがキスしてるのを見ただけなのに…