思考回路がついていかない。 僕は22歳なのに14歳の子に唇を奪われたわけ…? 情けなさすぎでしょ… それに桜ちゃんが見てる前で… 何よりもそのショックが大きい。 あっ!! 桜ちゃんを追いかけなきゃ!! やっとのことでやらないといけないことが絞りだせた。 立ち上がり去ろうとした僕の着物の裾をお多美ちゃんが引っ張った。 「ちゃんと返事してください!!」