「ん?どうしたの?」



僕はニッコリ笑顔で尋ねた。


するとお多美ちゃんは顔を真っ赤にして

何かを決めたように僕を真っ直ぐ見つめた




「私、総司のことが好きなの!!」



お多美ちゃんがそう叫んだかと思ったら

僕はグイッと胸ぐらを掴まれ引き寄せられた。



唇に伝わる軟らかい感触。



周りにいた子どもたちがキャーキャー騒ぎ出す。




やっと理解できた。


僕はお多美ちゃんに接吻されたんだと…。