「ただ純粋に子供たちに遊んでもらっていただけだよ。」



僕がそう言うと桜は肩をなでおろしたのがすっごくよくわかった。



この子は一体、僕が子供たちに何してると思ったんだろう?



僕ってそんなに悪く見えちゃうのかな?



「そーじ!!早く遊ぼーよっ!!」


すると子供たちが足にしがみついたり、

着物を引っ張ったり、体を押したりして遊ぶことを促した。



全く…ほんと好き勝手やってくれるなぁ…



べつにそうゆう所は嫌いではない。



「じゃ、壬生寺に行こっか!!」



僕のその一声に子供たちは歓声をあげた。