その後にゲーセンへ。
ツーショットのプリクラをお互いのペンダントに張り合う。
『っわぁ〜〜恥ずかしい…!これ、かなり恥ずかしい…!』
『えー、いーじゃん♪ずーっと、つけててね♪』
『はいはい』
曖昧に返事をした。
プリクラ自体はそこまで恥ずかしくない。
ただ、書いてある言葉が恥ずかしかった。
《ずっとずーっと大好きだよ》
顔から火が出そうだ。
って、またかいっ!!!
『わーい♪誠也とオソロだー♪♪♪』
サヤは俺の隣りでニコニコしている。
はぁ…そんな顔されたら断れねぇって。
サヤがいきなり腕に抱きついてきた!?!?
『ねーねー誠也っ、あたし誠也ん家行きたい♪』
『ん?し、しょーがねぇな〜』
照れながらサヤの頭をなでる。
『わーい、やったね♪』
サヤがはしゃぐ。
あーもう、マジで可愛い。
道路を歩きながら、ふと、ひらめいた。
俺からの、プレゼント。
『サヤ』
『なーにっ?』
俺はニコッとした。
『18歳になったら、俺の嫁さんになってくれ』
『え……?』
サヤは硬直した。
『びっくり?』
サヤを覗き込む。
サヤは………
『サ…ヤ……?』
泣いていたんだ。
そして…
抱きついてきた。
『サヤッ!?!?ちょっ…人いるって!』
しかしサヤは聞いていない。
流石に恥ずいって!!!
『うっうっ…誠也ぁ〜』
『ど、どした?』
周りを気にしつつ返事をする。
サヤは潤んだ瞳で俺を見つめた。
ドキンッ!
胸が高鳴る。
『あた、あたし、絶対お嫁さ、になるっ、から!誠也が大好き、だからっ!!』
更に抱きしめてくる。
俺もそっと抱きしめた。
『俺も大好きだ…俺が守ってやる。一生を掛けて…』